ホーム
ホワイトニング
Home Whitening
ホームホワイトニング
Home Whitening
歯の表面についた汚れは歯磨きやクリーニングできれいにできますが、加齢による黄ばみなどは落とせません。こうした着色を漂白して輝くような白さにできる施術が、ホワイトニングです。
ホワイトニングの方法はいくつか種類があり、ご自身で継続的に施術していただく方法をホームホワイトニングといいます。これは、あらかじめお渡ししたマウスピースと薬剤を使い、好きなタイミングでホワイトニングをするというものです。
ご自宅や外泊先などでもホワイトニングができ、無理なく続けられます。「歯科医院へ通うのが大変」「帰りが遅いので夜中にホワイトニングをしたい」など、ライフスタイルによってはホームホワイトニングが適していることもあります。
ホームホワイトニングはこんな方におすすめです
毎回通院せずに施術をしたい
ご自宅でホワイトニングを受けられるので、テレビを見たり本を読んだりしながらホワイトニングができます。リラックスして施術を続けたいという方に向いています。
費用をなるべく抑えたい
通院してホワイトニングを進めるオフィスホワイトニングに比べると、ホームホワイトニングの方は初期費用が低くなります。長期的に見ても経済的にメリットがあるといえるでしょう。
通院が難しい
オフィスホワイトニングは施術のたびに通院する必要があります。なかなか時間が取れない方にとっては、好きなタイミングでできるホームホワイトニングが適しています。
歯の白さを長く保ちたい
ホームホワイトニングは、徐々に歯を白くするという性質があります。希望する白さになるまでに時間はかかりますが、歯の白さを長期的に維持できます。
濃い着色を改善したい
中程度から重度の黄ばみに対しても、ホームホワイトニングであれば白い歯にすることができます。歯の色が濃く悩んでいる方も、丁寧に診察しますのでお気軽にお越しください。
ホームホワイトニングの流れ
Step
カウンセリング
歯の色についてのお悩みを伺い、ご要望がありましたらお聞きします。ホワイトニングの施術内容や期間などについてお話しするほか、色合いの見本をお見せし、相談しながら最終的な白さを決めます。
Step
歯のクリーニング
ホワイトニングを始める前に、歯垢や歯石、着色などを取り除くクリーニングを行ないます。歯の表面についた汚れを除去し、ホワイトニングの薬剤が効率よく浸透するようにします。
Step
歯型取り
薬剤を塗るためのマウスピースを作製します。患者さまの歯型に合わせるため、口腔内スキャナーで精密な歯型のデータを取ります。歯列をなぞるだけで終わるので、嘔吐反射の心配がありません。
Step
マウスピースの作製
薬剤を塗るために使用するマウスピースを作製します。患者さまの歯型のデータを院内にある技工室に送り、精密につくります。外部で作製するのに比べ、スムーズにマウスピースをお渡しできます。
Step
ホワイトニングの開始
オーダーメイドで作製したマウスピースと薬剤をお渡しし、薬剤を塗ったマウスピースを装着してホワイトニングをします。好きなタイミングでできますが、毎日継続することが大切です。
Step
メンテナンス
ホームホワイトニングによって仕上がった白さは、個人差がありますが数ヵ月間効果が維持されます。歯の白さをキープしたい場合は、薬剤を追加で購入してホワイトニングを続けます。
ホワイトニング効果を長持ちさせるために
歯磨きで汚れを取る
ホワイトニングは効果が永続的というわけではなく、徐々に色戻りします。とくに、食べ物や飲み物による色が歯に付着することで、色戻りが促進されます。食後は歯磨きをしっかりして、汚れを落とすようにしてください。外出中などで歯磨きできない場合は、口をゆすぐだけでも洗浄効果があります。
着色しやすい飲食物を控える
ホワイトニングをすると、歯の表面にあるペリクルという膜が剥がれます。そのため、施術をした直後はとくに着色しやすい飲食物を避けた方が良いでしょう。色の濃い飲食物には、コーヒーやお茶、カレーなどがあります。目安としてホームホワイトニングをしてから1~2時間は、こうした飲食物を避けるとよいでしょう。
なるべく喫煙をしない
タバコに含まれているタールは、歯が黄ばむ原因になります。ホワイトニング中に喫煙をするとホワイトニングが色戻りしやすくなるので、なるべく控えるようにしてください。また、歯周病が進む原因にもなるため、歯の健康のためには普段からタバコを吸わない方が良いでしょう。
効果を促進させる歯磨き粉を使う
歯磨き粉のなかには、ホワイトニング効果をもつタイプがあります。こうした歯磨き粉には歯を漂白する効果はありませんが、歯の表面についた着色を落とす、歯が着色するのを抑える、といった作用があります。歯磨きの際に使うことで、ホワイトニングの効果を高められます。
歯科医院でクリーニングを受ける
丁寧に歯を磨くことが基本になりますが、それだけでは歯の汚れを落とし切れません。セルフケアでは届かない汚れをきれいにするために、歯科医院でクリーニングを受けることをおすすめします。定期的に通院して隅々まで汚れを落とすことで、薬剤の効果がより大きく発揮されます。
リスク・副作用
ホームホワイトニングにともなう一般的なリスク・副作用
- 審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 薬剤のおもな成分、過酸化尿素には歯の表面の保護膜を溶かす作用があります。保護膜が元に戻るまでの24~48時間程度は、歯の表面が荒れやすくなります。
- 薬剤が歯の神経に刺激を与えるため、知覚過敏・疼痛・冷水痛などの症状が生じることがあります。
- 歯の厚さや薬剤の効果が現れにくい部分があることなどにより、白さにムラがでることがあります。歯の形状には個人差があるため、実際に施術をしないと結果はわかりかねます。
- 低濃度の薬剤で時間をかけて白くするので、効果が現れるまで時間がかかります。
- ご自分で行なうため、白さの調整が難しく、仕上がりの予測がつきにくくなります。
- ご自分で行なうため、薬剤の量やマウスピースの使用法などが適切であるか、自己判断が難しくなります。
- 施術後は、白さを維持するためのメンテナンスが必要になります。
クリーニング・PMTCにともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
- 歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
- 歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
- 着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。
口腔内スキャナーを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 光学的に口腔内の印象を採得し、ディスプレイに表示して診療や患者さまへのご説明に使用したり、採得した3Dデータに基づき、マウスピース型矯正装置や補綴物などの設計・製造に使用します。
- 口腔内スキャナーを使用して行なう治療で、マウスピース型矯正装置を用いた治療やセラミックの補綴物の作製などは、機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 印象剤を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。